「三度めの正直」なぜ三度目なのか、期待と不安が込められた言葉(日本語の不思議)
【日本語の不思議シリーズ】です
「三度目の正直」という言葉がありますね。
何回かチャレンジして失敗、
もう一度挑戦
今度こそ!という意気込みを期待を込めてというときに
「三度目の正直」
を使います。
きっとみなさんもそうですよね。
なぜ3度目なのかなぁ〜と思ったのでこの記事を書いています。
実は、この記事を書くきっかけになったのは
今まさに、2018年10月26日18:45現在、
広島カープvsヤクルトスワローズ の試合が行われています。
広島カープ3連覇のかかる試合です、
ご承知の人も多いと思いますが、
2018年、今年もペナントレースを独走するカープがM1(マジック1)を点灯させてから、
「今日勝てば優勝」(胴上げシーン)を2回逃しました。
カープの負け&マジック対象チームのヤクルトの勝利という結果が2夜続いてしまい
優勝胴上げがお預けになっています。
今日はまさに3度目のチャンス
優勝をかけて広島市民球場で熱戦中です!
前置きが相当長くなりましたが本題です。
「三度目の正直」とは
まずは、辞書の意味から
「三度目の正直」の意味
占いや勝負で、一度や二度は当てにならないが、三度目は確実であるということ。転じて、物事は三度目には期待どおりの結果になるということ。三度目は定(じょう)の目。
<by デジタル大辞泉>最初の二回は失敗したりしてあてにならなくても、三回目はうまくゆくこと
<by 大辞林 第三版>
なぜ二度や四度ではなく3度目なのか
ネットを巡って得た情報を総合すると、
以下3つくらいが有力です。
三度くらいが限界
「仏の顔も三度」
「居候、三杯目にはソット出し」何事も、
三回くらいが限度のようです。
傾向を分析するためには最低3つのデータが必要
傾向を分析するためには最低3つのデータが必要だからではないでしょうか?
1つのデータでは点、2つのデータでは線となりますが、偶然なのか必然なのか2つのデータでは判断不可能なため、傾向を捉えるには最低3つのデータが必要になります。
3度同じようなことが続くと、同じような傾向が4度目以降も続くと予想されることから、3度を基準点としたと想像します。
ことわざの接木
教えてgoo より
これは「三度目は定の目」という諺(ことわざ)が本来で、そこに「三度の神正直」という別の意味の諺(ことわざ)が接木されてしまったのではないでしょうか。「三度目は定の目」での「定(ジョウ)」は御神籤や占い・賭け事での「真実」「本当(の事)」「確実」を指しています。
また、「三度の神正直」の方は、三度続けて同じ「卦」や「お告げ」が出たら、それは神様のお告げが「嘘ではない」→「真実」「本当(の事)」「確実」という意味です。
ここで、「定(ジョウ)」の意味合いに限定されて、「神」を取った「正直」が継ぎ接ぎされて、「偽(いつわ)り」でない「真(まこと)」や「本当」が実現する、「三度目には期待どおりの結果になる」というミックス諺になっていったものと思われます。
まとめ
ということで3という数字はことわざの中では統計的に切りがつく数字のようです。
ただ不思議なのは、使い方が全く真逆の以下の2パターンあるということです
■1回目失敗、2回目失敗、3回目今度こそ成功して欲しい時
二回失敗して、まさか三回も続けて
失敗するはずがないという、
期待や希望を含んだ「頼むから今度こそ」という意味が強い願望感覚があります。
■1回目成功、2回目成功、3回目今度成功すれば本物だという時
物事は三度目が最も大切。勝負事や占いをする場合、一度や二度は当てにならないが、三度目ともなれば、確実だと思っていいという意味
ね、不思議ですね、
この2パターンを同じ言葉で使い分ける日本人と日本語にまたまた感動です。
肝心のカープの試合ですが
現在 20:11
6回まで終わりました、 8 対 0 でカープリードです。
このままいけば3連覇濃厚ですが、
野球は、9回終わるまで(もしくは12回終わるまでわかりません)
ちょっと安心しながらもドキドキは変わりませんが
ここからは、Macの画面を離れTVに集中しようとおもいます。
りんごは「カープ女子」です。(女子の年齢制限は不明ですが、自称女子です)子供の頃は、「巨人の星」に魅せられた巨人ファンでした(多分みんな)
(田舎で、TVでみられる試合は巨人戦しかなかったからかもしれません)
その後、人生の中で「広島」の地に縁があることが長く
旦那様も熱烈なカープファン
3年前広島を去るまではユニフォームを着て「マツスタ」に通いました。
現在も行きたいのですが、チケットがとれません(涙)。
TV放送もみられないので、カープの試合を観るためだけにスカパー契約をしています。
と、いうことで
ただいま、相当ドキドキしながら、TV観戦中です。
ドキドキが激しので紛らわすために、合間に記事を書いています(^^)。