最上稲荷に初詣、旦那さんもりんごも現在自営業ではない、商売をしているわけでもない、でも何故か最上稲荷には行かなくてはと思ってしまう。流石に元旦に強行軍をするほど気合いはないので渋滞のほとぼりが冷めてきた頃あいを見計らって本日決行。天気もまずまずで暖かく参拝日和だ。ルートは岡山空港側から下る、まあこれくらいならという渋滞があったが苦なく辿りつけた。
最上稲荷参拝コースマップのサイトがお勧め。参拝の前に一見すると参拝がより有意義に。
駐車場にもすんなり停めれて、山脇の小道を歩く。イカ焼きやベビーカステラの臭いが心を掻き立てる。
仁王門をくぐり
階段を登り
去年の破魔弓を返納し(納札堂)
線香の煙をしこたま浴びて、お参り(本殿)
扇子おみくじを引いた、なんと! 大吉!!!
鐘をついて、いい音だっったな〜
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ちょとここで疑問?
最上稲荷は神社それともお寺?
鳥居があるし締めなわの飾られた本殿、おみくじをやお守りを売っている(神社ぽい)でも鐘がある?
答えはこちら:最上稲荷はお寺です。
Q最上稲荷は神社ですか。お寺ですか。
最上稲荷はお寺で、正式名称を「最上稲荷山妙教寺」といいます。明治の神仏分離令の際、他の神社仏閣とは違い「神仏習合」の祭祀形式が許されました。ですから鳥居や大注連縄もありますし、神宮形式の本殿なのです。
当山に参拝されると、大らかで懐が深いという印象を持つ方が多いのですが、渡来の「仏」を受け入れ古来の「神」と融合させるという、日本人の心に沿った信仰形態だからではないでしょうか。
へ〜〜〜、なんだか日本の不思議を感じた。
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旧本殿エリアを廻る、
旦那さんが山道に足を踏み込んで見つけた「金冨天王」、文字どおり金と富を「ごりやくご利益」としっかりお願いした。名刺がたくさん置いてあった、りんごの名刺も額にはさげさせてもらった。「コツコツ頑張ります、夢も野望も色々あります、よろしくお願いします。」年1回と言わずここはまたこようと思った。
七十七末社がお勧め。
旦那:「ご利益が色々書いてある」
りんご:「それぞれの神様に担当があるんだね〜」
お参りしている人達が口々にそれぞれの神様の前であれやこれや、聞こえてくる話声から各々の家族の人生や現状を垣間見ることができる、屈託のない本音がとても楽しかった。
お目当の今年の破魔弓と交通安全のお守りを買って参道を降りた
今年の破魔弓とお守り、交通安全は車の一番前陣取ってもらう予定、破魔弓は自立型にした。
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ここからがお楽しみ、門前町のお土産物と屋台を物色。まずは
<腹ごしらえ編>
仁王門脇最初の屋台で「みたらしだんご」「豚串」 団子は犬の焼印入りをチョイス。豚串はしっかり塩が効いてビールが欲しくなった。
途中の屋台横丁で本格腹ごしらえ
「おむそば」と「スープ小籠包」
ついでに「はしまき」、看板を見つけた途端旦那さんが飛びついた。
りんご:「さっき焼きぞば食べたばっかりなのに?」
旦那:「これは別腹」
もっちりしていて美味しかった。やっぱり粉物は魅力的です。
<お土産編>
門前町を下る、昔と変わらない楽しいお店がいっぱい。
「かりんとう饅頭」:かわいいのれんに引かれた。皮が香ばしくてカリントウ感満載のかりんとう饅頭をゲット。お家に帰ってお母さんと紅茶を入れて食べた。
口に入れたとたん広がるかりんとうの香ばしい香り、おまんじゅうなのにカリッとした歯ごたえ、でも中身はふかふか、病みつきになります。
去年と同じ店で「カープダルマ」をゲット。今年は両目入りますように(リーグ優勝で片目、日本一で両目!)
ミッション終了。思いは全て果たせて満足の参拝。帰りの道、屋台を眺めながら来年の参拝構想を練る。
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最後にそもそも「最上稲荷の最上って?」 「商売の神様ってどうして?」
答えはこちら:つまり「最上さま」をお祀りしている、商売繁盛に限ってはないが商人の信仰を集めた。
Q本殿にお祀りされている神さまを教えてください。
最上稲荷の本殿には、最上三神がお祀りされています。
中央に祀られているのが、最上位経王大菩薩。法華経の精神をこころに、お慈悲をもって我々の苦しみを和らげ安らぎをお与えになる尊い存在という意味が込められたお名前です。親しみを込めて「最上さま」とお呼びもします。最上さまは五穀豊穣、商売繁盛、開運などたくさんの福徳をそなえておられ、その威神力をもって、我々の苦しみ悩みからお救い下さり、様々な御利益をもたらす神さまとして信仰を集めているのです。
向かって左側に祀られているのが、八大龍王尊。古来より水を司る神さまとされ、干ばつの雨乞いや水難退散を祈って、法華経をかいして当山に勧請されました。
向かって右側に祀られているのが、三面大黒尊天。魔障をはらい人々に幸福を授ける神さまで、名の通り、施福神、福徳神、憤怒神の三つのお顔をお持ちです。
Q「最上さま」は商売の神さまですか。Q最上稲荷が信仰を集めるようになったのはなぜですか。
「最上さま」は、この世の人々を救済するために応現(相手に応じて姿を現す)されたのですから、縁起でもおわかりのように天皇の病気平癒も叶えてくださいますし、家内安全や合格成就など、その人に応じた願いを叶えてくださいます。
左肩に稲束、右手に鎌をお持ちという最上位経王大菩薩(最上さま)のお姿を拝見すれば、もともとは「五穀豊穣」の祈願がなされたのでしょう。最上稲荷の旧本殿は1741年に再建されたのですが、これに大きな力を貸したのは岡山の商人であることが、旧本殿周辺の玉垣の寄進者から分かります。地元の氏神的「五穀豊穣の神」から、商売繁盛の福の神として信仰を集めたのではないでしょうか。その後に建てられた外側の玉垣の寄進者を見ると兵庫・大阪・徳島の人がおられます。最上稲荷は、地元備中高松と岡山商人の強い信仰によって支えられ、江戸中期から後期にかけて郡部へ、さらに隣県へと全国に信仰を広げ、霊験あらたかということで「商売繁盛」だけでなく「家内安全」「開運招福」などの御利益を求めて参拝者が訪れるようになったのではと考えています。
最上稲荷の基本知識:最上稲荷についてのQ&A とてもためになる、いろんな疑問が解決、オススメです。
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