お彼岸おはぎ 手作りあんこ(粒あん・こしあん)
手作りあんこに挑戦、お彼岸といえば「おはぎ」おはぎといえば「あんこ」。あんこを自分で作るなんて、ワンランクもツーランクもランクあっぷ感満載の挑戦です。でも案外これが出来ちゃうんです。材料も「小豆」と「砂糖」なので簡単に手に入ります。失敗しそうで失敗しません。ぜひものにして、ランクあっぷ感を満喫しましょう。出来たあんこは「おはぎ」は勿論、ホットケーキに挟んで「どら焼き」,バニラアイスにのせ「クリーム餡蜜」と美味しさのバリエーションもいっぱいあります。この記事が「よしやってみよう」の手助けになれば嬉しいです。
★写真の下に撮影時間を入れています、参考にしてください。
材料
砂糖:400g
水:適量
塩:少々(小さじ1くらい)
小豆を炊く
まずは、こしあん、粒あんという前に、小豆を炊く。
小豆を水に淅す(かす)
小豆を水で洗い、小豆が十分かぶるくらいの水に一晩かします *かす(水に浸す)。
★時間がなければこの工程は手抜きしても差し支えないらしい。なので今この記事を読んで、これから作ろうと思った方、大丈夫です。半日あれば十分できます(粒あんだけなら実質時間は3〜4時間です)参考となるよう写真の下に撮影時間を入れています。
水を切った小豆、ツヤツヤです
小豆を煮る(1回目)
鍋にたっぷりの水を入れて小豆を煮る。水から火にかけ中〜強火で、沸騰したら弱火にして5分〜10分くらい煮ます。その後火を止めて鍋に蓋をしてしばらく(30分くらい)蒸らします。蒸らしは大事な工程なので手を抜かないこと。
水はたっぷりと。
沸騰してくると豆が浮いてきます
豆がざわざわするくらいの火加減で5分〜10分煮ます
火を止めたら蓋をして30分蒸らします。
渋切り
上澄みにアクの色が出ているのを確認し、この茹で汁を全て捨てます。この工程を「渋切り(しぶりき)」といいます。何のためにこんなことをするのか。
渋切りの目的は、小豆に含まれる渋味成分を取り除くこと。
小豆の渋味成分はタンニンと呼ばれ、柿の渋と同じものです。一般的にアクと呼ばれる物です、いわゆる雑味です。取り除くことでスッキリした味になります。しかしあんこの味にこの渋みは多少は必要です、すっきりしすぎるのもなんだかな〜なのです。と言うことで渋切りの回数や渋切りの手加減であんこの個性が出ます。それがお店の味であったりお家の味であったりします。
■渋切りの方法
小豆を水からゆで沸騰させた後、ゆで汁を捨て、新たに水を加える。渋味成分は、沸騰してすぐには出てきません。なので沸騰後弱火で少し煮た後、火を切って蒸らす時間が必要です。上記したように回数や水洗いの方法は各々の工夫次第。家庭で作るレベルのあんこであれば、渋切りは1回で十分だと思います。
小豆を煮る(2回目)
再び鍋に戻し、ひたひたより少し多めくらいの水を加えて(最初の時より水は少なめ)、煮ます。
沸騰してきたら、弱火にして、ひたすら「コトコトソロソロ」煮ます。頻繁に少しずつ水を足します。水は蒸発して少なくなります、それと豆が水を吸って膨れるので豆が水面より顔をだします。鍋から目を離さずつきっきりで水を足しながらヒタヒタ状態を維持しながら煮て行きます。この時落し蓋をしたり、アルミホイルで蓋をしたりする等もありますが、小豆の様子が見えないので、蓋なしで作業(別に問題はありません、小豆が踊るような煮方はしないので)
1.豆を潰さずに
2.均一に
3.ふっくらと
煮ること
「豆はグラグラ炊かずにブツブツ炊け」
豆が潰れてきました。
手で潰してみます。芯がなければ OKです。
小豆によって煮え方が違うので、底の方や上の方や小豆を何個か取り出して潰してみます。
「これでよし」と思ったら火を止めます。
何分煮たらという目安はありません、豆をみながら測ります。小豆の大きさや乾燥具合、作る量等で、状況は変わります。お鍋の小豆とにらめっこ、手で潰して状態を確認。「ここぞ」と思うとこが頃合いです。「え、、、そんなのどうしたらいいの?」と思われる方、大丈夫、よほど芯がない限りあんこにはなります。自分を信じてください。
火を止めたら、また、蓋をしてしばらく蒸らします。(ふっくらさせるための最重要ポイントです)。時間は30分目安で。
煮汁を切ります。この煮汁は捨てません。あんこを練るのに使用します。
さあ、いよいよ「あんこ」にして行きますよ〜
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りんご:「おはぎ作ろうと思うけど、コシあんとツブあんとどっちがいい?」
のぶ:「両方!」
りんご:「両方?」(ううう、、、、、頑張るわ〜)
ということで、粒あん&コシあん作り開始。今まで、小豆からぜんざいを作ったことはしばしばあるが、ぜんざいをそのまま煮詰めて「粒あん」状態にして、どら焼き等をこしらえたりしていた。だが、しかし、「あんこ」を作るぞ!という目的で作ったことはない。挑戦だ。